今週の遊園地ニュースまとめ – 2023年9月17日号

Author: Yu Shioji (塩地 優)
Article type: News(ニュース)
Article number: 230025

遊園地関係のニュース、特に新アトラクションや一般配信された記事などをまとめてお伝えします。

なお、海外のニュースは記者の言語力の問題で、英語圏のものか、英語圏で報道されたものが主です。

 

Lagoonの新ダークライドコースター「Primordial」が9/15オープン、詳細が明らかに

情報公開日: 9/15/2023

Lagoon(米国、ユタ州)に新ダークライドコースターPrimordialが9/15オープン。

これまで謎も多かった機種ですが、YoutubeにPOVも投稿され、詳細が明らかになってきました。

前半はローラーコースターパート。ひねり落下が主体で、特に斬新さはありません。

後半は、映像ベースのシューティングライド。当然、銃は方向可変です。ダークライドとしてはTriotechの製作。ライドは制御回転が可能で、シーンに合わせて回転しながら、様々なシューティングをこなしていきます。最後は、ドラゴンに火を噴かれてライドが垂直落下。いわゆるVertical Dropというエレメントで終了します。

[記者コメント]

ゲーム性が高く、かつダークライドとしての出来は、遊園地向けとしては現在最高峰のTriotech製なので折り紙付き。

レールごと落下する、Vertical Dropとインタラクティブな映像演出を組み合わせたのは、おそらく初。非常にクオリティが高いです。

また、少なくともVertical Drop部分は2レーンに分かれている模様。Lagoonは最新機種を多数そろえるような超大型遊園地ではありませんが、かなり乗車効率に配慮した仕様になっています。

Lagoonは特殊な機種が多く、多と一線を画す、独自路線を追求する遊園地。今回の新機種もまた、オリジナリティを追求してきています。

 

Maurerが新コースターコンセプトを発表

情報公開日: 9/13/2023

ドイツMaurer社が、新コースターのコンセプトを発表。

縦型のレールの上を、バイク型ライドまたは座席が後ろ倒しになるギミックのあるライドに乗車して走行。乗客が速度を制御できたり、シューティングしたりするインタラクティブ要素も。

[記者コメント]

縦型のレールは、泉陽興業のサイクルモノレールに近い形状です。

ライド側に駆動力がある、パワードコースターに近い形式。これで速度制御を実現しています。

シューティングは今のところ、コース中数か所にあるリングの上にある的を狙う形。これだけだとあまり面白くないと思いますので、装飾やカスタマイズがキモか。

 

リトルプラネットが新アトラクション「ASTRO DELIVERY」を期間限定で導入

想像の翼で宇宙へ! ロケット開発がテーマの新アトラクションがスタート! | リトルプラネット
9月12日(宇宙の日)から全国11か所のパークで、ロケット開発をテーマにした創造力をはぐくむ新アトラクション「

情報公開日: 9/12/2023

屋内型デジタル遊び場、リトルプラネットが新アトラクション「ASTRO DELIVERY」を導入。

ロケットに塗り絵をしたうえでスキャンをすると、3D化されて画面内に。塗り絵に記入した酸化剤と燃料のバランス、塗った色や形状によって飛距離が変わる。

酸化剤と燃料のバランスの計算式は、植松電機がアドバイス。また、キャラクターやストーリーの背景設計などを横浜国立大学付属小が担当。

12月21日までの期間限定。

[記者コメント]

塗り絵が映像化されるタイプの新アトラクション。

宇宙事業に携わる企業の協力を得てリアリティを得て、また、小学校の総合の時間に協力することで教育要素を推しています。

 

はい!からっと横丁の営業が3年間延長

閉園まで2か月で延長決定 跡地利用未決定の遊園地「はい!からっと横丁」 3年間の契約延長を発表 山口県下関市(tysテレビ山口) - Yahoo!ニュース
山口県下関市は下関市との土地の賃貸契約が来年3月までとなっている遊園地、「はい!からっと横丁」について、3年間契約を延長すると発表しました。 前田下関市長が会見で明らかにしました。 前田晋太郎

情報公開日: 9/11/2023

山口県下関市の遊園地、はい!からっと横丁は、期限付き借地のため、今年10月末で閉園することになっていました。

が、跡地利用のコンペが不調、跡地利用が決まらなかったこともあって、県は借地権の3年間延長を決定しました。

[記者コメント]

はい!からっと横丁は、全国にある、泉陽興業運営の小型遊園地の1つ。観覧車を主体としつつ、ぐるり森やシューティングライド、4Dキングなど、泉陽興業のショールーム的遊園地になっています。

 

上瀬谷の米軍施設跡地のテーマパーク構想、三菱地所が開発

横浜・上瀬谷跡地 テーマパーク構想で三菱地所の開発内定 | カナロコ by 神奈川新聞
上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)にテーマパークなどを誘致する構想で、開発主体に三菱地所(東京都)が内定したことが関係者への取材で分かった。国内最大級となるテーマパーク開発に向け、他にも複数の企業の参画を想定。早ければ2031年ごろの…

情報公開日: 9/11/2023

上瀬谷の米軍施設跡地のテーマパーク構想、三菱地所が開発することが内定。

場所はズーラシアの近く。最寄り駅はおそらく南町田で、バスでのアクセスになると思われます。瀬谷からも徒歩30分程度。

[記者コメント]

こうした話は立ち消えも多いのですが、三菱地所で、かつ立地も悪くないですので、余程のことがなければ開業までは行きそうです。

日本のコンテンツを活用したテーマパークで、東京ディズニーランドほどの敷地面積になるとのこと。

周辺にはズーラシア、クランベリーモールもありますので、地域がリゾート化することになります。

 

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引用方法

引用時は、下記を明記してください。

Yu Shioji, J. Amusement Park (2023) 230025.

 

利益相反

本稿に関わる利益相反はありません。

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