Author: Yu Shioji (塩地 優)
Article type: Report(報告)
Article number: 240025
2024年12月1日、日本遊園地学会3名で、志摩スペイン村パルケエスパーニャに行って参りましたので、メモ程度ですが、その様子をご報告します。
視察会概要
目的: 吊り下げ式ライドのメリット、機構等を観察し、学会内で成立性検討中の吊り下げ式ライドにフィードバックすること、および国産テーマパークの全体観察
日時: 2024年12月1日 9:30-16:00
参加者: あずさん(初)、Aさん(10数年ぶり)、塩地(記、14年ぶり) (全員メカ部会員)
予算: 0円(すべて参加者実費)
視察内容(時系列)
6:45 共和駅 車送迎者集合
9:15 パルケエスパーニャメインゲート前 現地集合者集合
9:30 入園
9:40 キディモンセラー乗車
9:46 ピレネーエントランス → 10:03 乗車
10:16 グランモンセラーエントランス → 10:19 乗車
10:27 スプラッシュモンセラー乗車
10:35 アルカサルの戦い乗車
10:46 スチームコースター アイアンブルエントランス → 10:52 乗車
11:00 レストラン エルパティオ 入店
11:32 エルパティオ退店
11:35 イルミネーションライド くるみ割り人形エントランス → 11:42 乗車
11:48 サンタクルス通り見学
12:04 ドンキホーテ冒険の旅乗車
12:12 ドンキホーテ冒険の旅乗車
12:21 旧アドベンチャークルーズ キューライン、フェリスクルーズエントランス付近見学
12:32 太陽の洞窟(エスカレーター)
12:35 ハビエル城内見学
13:03 チュロス購入
13:10 パレード歩きながら鑑賞
13:15 空中サーカス・アドベンチャーエントランス → 13:19 乗車
13:29 スウィングサンタマリア乗車
13:35 トマティーナ乗車
13:45 アミーゴバルーン乗車
13:52 ピレネーエントランス → 14:04 ピレネー乗車
14:17 コロシアムへ → 14:35 キャラクターミュージカル パティオ デル カント最終公演観覧
15:10 カルメンホールへ → 15:25 フラメンコ最終公演観覧
16:00 退園、解散
吊り下げ式ライド
ピレネー
施設概要[1]
開業日: 1997/3/1
メーカー: ボリガー&マビラード (スイス)
代理店: 川鉄商事(現KCA)
投資額: 31億円(周辺整備含む)
ライドタイプ: ローラーコースター インバーテッドタイプ
全長: 1234m(当時吊り下げ式コースター世界一)
高さ: 45m(当時吊り下げ式コースター世界一だが、3/22にAlpengeistに抜かれる)
最高速度: 100km/h(当時吊り下げ式コースター世界一だが、3/22にAlpengeistに抜かれる)
巻き上げ時間: 約45秒
主要エレメント: バーティカルループ×2、ゼロGロール、コブラロール、スパイラルインターロックループ(水平)、フラットスピン
乗車定員: 横4人×8列×3編成
理論運用効率: 1,600人/h
所感
スペック等について
- 国内のB&M社製インバーテッドは、1994年姫路セントラルパーク「ディアブロ」(汎用機)、1995年小田急御殿場ファミリーランド「ガンビット」(汎用機)、1996年エキスポランド「オロチ」(Cedar Point “Raptor”同型)、1997年パルケエスパーニャ「ピレネー」(Raptor派生のカスタム機)の4機種
- 現存はディアブロとピレネーのみ、規模はピレネーが圧倒的
- 世界的に見ても、最大サイズに準じる規模、非常に大きい
- インターロックループが非常に美しい、インターロックループの代名詞であるLoch Ness Monsterと比較しても美しいのではないか、垂直+水平であることとインバーテッドなのでサポートが内側に配置されることが要因か
- B&M社製コースターは、国内遊園地には過剰効率となることが多いが、パルケエスパーニャは当時、年間350万人来園を目標としていたため、1,600人/hで運用しても日あたり1.6万人前後
- 繁忙期対応としては適切なスペックだった可能性大
- パークの収容人数増を企図して導入されたもので、その意味でもB&M社製が適切だと判断された可能性あり
- ファサードがあり、乗り場も外壁は岩場の装飾がなされているものの、乗り場の内側には造形が無い
- グランモンセラーと比較して割り切っているのは、
- 初期アトラクションと違って電通プロックスが入っていない(推定)
- 開業時と比較して景気がより悪化していた
- 激しいコースターに乗る人は造形を求めていない、などの影響があるか
- グランモンセラーと比較して割り切っているのは、
機構等について
- 機構は一般的なB&Mインバーテッドと同じ
- 車輪と座席が鉛直に並ぶ、B&Mではおなじみのレイアウト
- 上記+車輪軸上のジョイント連結に由来して、人が乗らない車両が無い
- ハーネスは油圧ロック、ロック解除は圧空でバーを下げる
- ハーネスロック解除機構の外側にメンテナンス線用車輪
- 連結は、車輪軸上にユニバーサルジョイント(ピッチ、ヨー)、少し後ろにねじり(ロール)
- ボールジョイントは、走行の激しさゆえに耐えられない(あるいは巨大化する)か
- ハーネスと座面で十分脱出不可能だが、股間にベルト、後付けでハーネス上に大きなクッション
- ただし、開放感を損なうほどではない
- 巻き上げ前にモータータイヤフリクション駆動、巻き上げはチェーン、ブレーキは摩擦のみ
乗車感
- 座席間隔が狭く、横の人と肘が当たりやすい
- レール幅に対してライドを横に広くすると、振動をはじめとしてあらゆる面で設計上不利なので、横4人乗りである以上仕方ないか
- ただし、ラバーハーネスにすると肘が広がらなくなるので、状況は改善する(最近のB&M社製はラバーハーネスが主流)
- あるいは、IntaminやZamperlaのコースターのように、腿押さえラップバーを上から降ろす形でも、脇が締まる
- したがって、座席間隔を狭く、かつ肘が当たらないようにするには、ラバーハーネスかラップバーが良い、ただし、ラバーハーネスはU字バーが前方に出るため、視界を遮りやすいので造形を見せるには不適
- 吊り下げ式は下方視界が良いが、前方視界が1列目を除いて極めて悪い
- 開けた方に目が行くので、レールに目が行きにくく、先が読みにくい
- 高所で足元が見える、ループ頂点で空が見えるのは、コースターとして正しい景色の見せ方ではないか
- 巻き上げ時に湾が見えるのが良い
- ただし、下を向きがちなので、乗車姿勢的には良くない
- 厚めのクッション追加はこれも理由か
- 走行は極めてなめらか
- B&Mの中でも、インバーテッドは特に振動が少ない
- メンテナンス状態も非常に良いと思われる
- ファーストドロップは軽やかでふわりと落ちる、シュワルツコフを彷彿とさせる
- その後は強い加重、勢いの良い振り回し、エアタイムをバランスよく、リズムよく配分
- 特に、後半のキャメルバックによる長いエアタイムがバランスの良さに寄与している
- 敷地に合わせたカスタムであるが故の、ところどころの荒々しさ、激しさも満足度に寄与
- Gの変化が大きいため、乗車後ふらつきやすい
- 連続乗車には向かない
- オペレーションは2名
- 降車完了後、グルーピングを行うため、発車間隔が長い
- 2名オペレーションの場合、連続でオペレートすると、降車とグルーピングを1名で行わざるを得ない場面が発生する
- ただし、グルーピング中に車両が到着すると、ゲートから手を出すなどの危険行為に対処できない
- このため、グルーピングを後で行うオペレーションになっているか
- 待ち時間が長くならないため、安全を優先する判断になっていると推定
- 股間のシートベルト脱着がしにくいため、乗降に時間がかかる
- 後付けクッションのためか
- 降車完了後、グルーピングを行うため、発車間隔が長い
ドンキホーテ冒険の旅
施設概要[1]
開業日: 1997年3月1日
メーカー: 東和エンジニアリング(造形は、当時東和エンジニアリング子会社だったドリームメーカーズ)
全長: 約150m
所要時間: 3分6秒
乗車定員: 3人×17台(現在は間引いて運行)
投資額: 26億円
シーン数: 7
所感
ライドシステム
- レール吊り下げ式ライド
- プラットフォームで停止せず、連続動作
- ただし、乗降用の動く歩道はなく、ゆっくり進む
- 走行開始で速度を上げるが、速度差は小さい
- 自重によるスイングがあり、傾斜したままになり得る
- シャーシにスイングできる自由度がある
- ピーターパン空の旅はシングル鋼管レールであることを利用してスイングするので、明らかにメカニズムが異なる
- シャーシにスイングできる自由度がある
- 前に長いバンパーがある
- ライドボディ同士が衝突するとモーメントが大きいため、シャーシが衝突して停止する必要がある
- シャーシがボディより短いため、大幅にはみ出したバンパーが必要、かつシャーシが細いため、曲率の小さいところできちんと前の車両のシャーシに衝突できるよう、バンパーもレールに沿って走行する必要
- このため、連結部を設けてトレーラーのような構造になっている
- 緊急時の救出はどうするのか
- 一般論として、吊り下げ式ライドはエンジンで走行する救出機が必要
- ハシゴをライドにかけられない個所もあり、自重スイングもあるため、救出機がある可能性が高い
- 前方にバンパーがあるため、救出機は後方から接近すると推定
- 基本的にはエンジン機で後ろ向きにけん引→乗降→メンテ線に退避→エンジン機が次の車両救出へ、という流れのため、全機救出にはかなりの時間がかかる
- レール式は安定性が高いが、安定性にかける乗り物の場合は、即時救出できるに越したことは無い
- フラットライドはなぜ、高所停止するものでも救出機構を設けないのか
- プラットフォームで停止せず、連続動作
- どう見ても、三精輸送機が関与している
- Cleveland Tram → Arrow → 三精と流れた技術がベースになっている可能性が高い
- 元のシステムは1955年なので、知財は1997年時点で切れている可能性が高い
- ただし、見える範囲でも先述のスイング機構、支柱形状、油滴を止める屋根の固定方法、後述のPLCボックスなど、随所に異なる点がある
- ピーターパン空の旅と似たようなライドになるようにという発注の元、専用設計している可能性が高い
- 左舷後方上部にPLCボックスと思しきものがある
- ブロックシステムではなく、自律走行になっている可能性がある
- 特に、速度制御はライド側で行っている可能性が高い
- 衝突防止機構はライド側に持たせているのか、ブロックシステムを組んでいるのか不明
- 近接センサー+中央のPLCで位置決定して、停止処理を車両のシステムでやっている?
- プラットフォームでの低速連続走行とブロックシステムの関係に何らかの知財が絡んでいるか
- マストで上方視界を遮り、側方と下方に視線を誘導している
造形
- ファサードは奥行きもあって美しい
- 風車は、中で粉を曳いている造形まで作りこまれている
- ただし、粉曳き部、特に石臼回りは明らかに「作られたもの」で、本物感は薄い
- 本編の造形は、やや古さを感じるものの質は高い
- 下を見せる造形が多く、高さを活かしている
- 通常のダークライドは、目線から上を見るため、強化遠近法で大きなものを大きく見せる(大きさを見せる)
- 吊り下げ式は、目線から下を見るため、強化遠近法で小さなものを大きく見せる(距離を見せる)
- 敷地面積の影響か、造形が近い部分が多く、見えにくい個所もある
- ディズニーがよくやるように、広い部屋の中を回遊するようなコースレイアウトにすれば回避できるが、やはり敷地またはシーン削減が必要
- プロジェクションも利用して海中に入るシーンがあり、上下動しやすい機構が活かされている
- アニマトロニクスは関節がむき出しで金属色になっているなど、明らかな劣化が見られる
- 破産したAVG製なので[2]、メンテナンスができない状態か
- 音声でストーリーが進むものの、その音声が聞き取りづらい
- ストーリーに絡む部分は、特に音響が重要
- ただし、ストーリーがわからなくても、楽しい気分にさせられる
- リッチな造形、ライドの動き、良い音楽等が極めて重要
- 下を見せる造形が多く、高さを活かしている
空中サーカス・アドベンチャー
施設概要[3]
開業日: 2008年3月1日
投資額: ピエロ・ザ・サーカス全体で8億円
企画: メディアート(現アド近鉄、ピエロ・ザ・サーカス全体)
建設: 竹中工務店(ピエロ・ザ・サーカス全体)
所感
ライドシステム
- ドンキホーテとは全く異なるライドシステム
- バンパーは進行方向後方についている
- レールがH形鋼
- スイング機構をバネで減衰
- モーターを片側につけて、反対側にカウンターウェイト(前方左舷)
- 集電・通信がオレンジ線6本
- 前方車両との距離計測のため、レーザーをバンパーに当てている
- 前方車両との距離を見て発車ボタンを押しているため、おそらくブロックシステムが無く距離制御のみ
- 車両側が近接センサー代わりの超音波センサーを持っている
- PLCのボックスを右舷に持っている
- メーカーはどこか
- 三精の設計思想とは明らかに異なる
- そらたびにっきともスイング部の機構が違うので、おそらく豊栄産業でもない
- オレンジ線を使いまくっている
- シューティングシステム以外からも、泉陽興業と推定
- なぜPLCを車両側に積んでいるのか
- そもそもシューティングシステムがあるため、車両側で処理または通信が必要
- PLCを積んでしまったら、中央をできるだけシンプルにして、自律走行にした方が低コスト
- なぜ超音波ではなくレーザー測距か
- 「レーザーにしても良い理由」は、屋内なので虫等による誤動作の恐れが低いから
- 積極的にレーザーにする理由はあまりないが、カーブでも作動させるためにバンパーにRを持たせてあって、反射を点でしか取れないため、超音波だと十分な感度が出なかったか
- プラットフォームでの停止位置決めは
- 超音波センサーは、プラットフォームではずっと対象物を検知し続ける構成になっている
- ボタンで手動か、裏側に別の機構を構えているか(裏にも超音波センサー用と思われる配線は見える)
- 超音波センサーは、プラットフォームではずっと対象物を検知し続ける構成になっている
- スイング機構は何のためか
- バネ下の重心が偏った時に、車軸周辺にモーメントがかかるのを防ぐためだと推定
- シューティングシステムは古典的なレーザー式
乗車感
- 低速で、一定速で進む
- 左右にカーブはするが、アップダウンはない(なので、連結部や車輪にも対応する機構が無い)
- 壁が近いため、空を飛んでいる感覚が弱い
- 造形も下にはないし、壁が近いため下は見づらい
- シューティングも的が少なめで、少し寂しい
- 隔離された空間のため、省スペース効果もない
- 壁を向くまでのしばらくの間だけ、空中にいることを意識するが、それ以外は通常のシューティングライドと同じ
- ラグナシアのファイヤ・ファイヤも吊り下げ式であることのメリットをあまり活かしていない
- 単に空中ブランコというテーマありきでスタートしたか(ただし、最後に火の輪くぐりをイメージしたと思われるリングもあり、ライドにはパラソルの造形もあって、テーマがよくわからない)
- 子供向けではあるが、身長制限90cmとそこそこ厳しい。同じ部屋にあるものが、フロッグホッパーとはしご車タイプのウォーターショットなので、全体的に対象年齢の幅が狭い
- 総じて、吊り下げ式にするメリットは薄いものの、吊り下げ式であるというだけでどこかワクワクする
- ただ高いところを走るだけではなく、吊り下げ式の乗り物自体にも魅力がある
パークワイド
- なぜスペインか
- おそらく最大の理由は、当時の近鉄会長の想い[5]
- 賢島を、ニースのイメージで開発していた(ニースはフランスですが、地中海というくくりのイメージ)
- これを受けてか、リゾート法指定第一号となった、スペイン村を含む構想のイメージがコスタ・デル・ソル
- 赤福が地中海村を建設
- スペイン北部の巡礼の町に、お伊勢参りを重ねた
- リアス式海岸のリアスはスペイン語、景観が志摩と似ている
- おそらく最大の理由は、当時の近鉄会長の想い[5]
- もともとは、シウダード(街)、フィエスタ(祝祭)、ティエラ(太陽)、マール(海)の4エリアに分けられていた[4]
- フィエスタにアトラクションが集積された結果として、遊園地エリアが隔離されている
- それ以外のエリアにあるアトラクションはファサードがしっかりしている(ファサードどころか、建物からきちんと作られている)
- テーマパークでありながら、フラットライドも十分に楽しめて、乗り物と非乗り物のバランスも良く満足度が高い
- 傾斜地でありながら、うまく造成されていて、傾斜がエリア分けに寄与している
- 事業費600億円のうち、300億円が造成+基盤+主要建物[6]
- 現在では考えられないくらいに造成費が安い
- 真水を得るのに苦労した、という話を鑑みると、より安さが際立つ
- 傾斜によって疲れる、というマイナス面も、エスカレーターの設置により回避
- 推奨回遊ルートが1方向に決まってしまうが、そもそもアトラクションが少ないエリアなので、問題を生じない
- 事業費600億円のうち、300億円が造成+基盤+主要建物[6]
- 「西のハウステンボス」はオランダのリアルな再現を目指しているが、スペイン村はスペインというテーマをエンタメに仕立てることを優先した[6]
- 建物に立体感が無いため、重みや厚みを感じない個所がある
- ただし、これはあくまでパレード等の背景として機能すれば良い場所で、面は作りこまれている
- 建物に立体感が無いため、重みや厚みを感じない個所がある
- サンタクルス通りやハビエル城は作りこまれていて、本物感がある
- サンタクルス通りは、開業後1997年に4億円をかけて延伸されている
- もともとは雑貨やクッキーを扱う店などがあったが、現在はほとんど廃止
- ショッピング目的の客は、別施設に行くと推定される
- 運営にも維持にもお金がかからない、トリックアートなどを活用している
- 空き店舗になることは避けているが、少し寂しい
- 植栽は、季節ものは造花、それ以外は生花で使い分けられている
- 生花は良くメンテナンスされていて、気持ち良い
- 噴水も植栽も柵がなく、後ろ向きで歩けばドボンできる(欧州の公園感があって良い)
- 鋳物も特注金型が多数使われていると思われる
- ただし、その近くに後付けと思われる音響・照明がポンと立っていたりする
- 汎用品のベンチやグレーティングが置かれているところもあって、局所的にみると日本の公園に見えたりする
- 割り切っている部分とこだわっている部分が明確に区分けされていて、うまくコストダウンされている
- もともとアドベンチャーラグーンとして使われていたエリアは、かなり広大な建物がパーク中心部に残されていてもったいない
- アドベンチャーラグーンは、ドンキホーテ冒険の旅と同じく東洋エンジニアリングが元請けと思われる
- フューチャリスト・ライドアンドショー、Ride&Show Engineering、テクノフロンティア、The Works、東宝映像美術などがかかわっている
- ライドはおそらくRide&Show Engineeringがベースで、テクノフロンティアも関与
- 全長591mの水流ボートライド、ドロップあり、ダークボートライドパートあり、16人×17台、敷地面積4750m2、所要10分53秒[7]
- 海賊テーマだったが、システムの老朽化が原因で営業終了、現在は屋外パートのみに水路を切り替え、展示内容も一新してフェリスクルーズとして運行
- 屋内パートは高さが中途半端なため、外から入る経路も作れず、アトラクション転用が難しい
- 建物の維持費用だけが無駄にかかっている状態ではないか
- かつてキューラインだった海賊船の中には、アニマトロニクスが1台だけ生き残っている
- 圧空で動作していると推定
- チューブは造形の中に、巧みに隠されている
- コンプレッサーの音はしないので、少し離れた場所にあるか
- アドベンチャーラグーンは、ドンキホーテ冒険の旅と同じく東洋エンジニアリングが元請けと思われる
- 同じく閉鎖されたままになっているアトラクションに、クエントスの森、ロストレジェンドがある
- いずれも入り口を閉鎖したまま施設は残っている
- クエントスの森は屋外ウォークスルー
- 開業は1996年7月20日[8]
- 製作は電通
- 投資額約2億円
- 全長300m
- 全4シーン、スペインの代表的な童話を再現した造形、ストーリーが書かれた石碑、音声ナレーションがある
- その他、ごみを捨てると声が出るごみ箱、踏むとにおいがする敷石(敷石の手前にハーブを植えて、それを踏むことでにおいが出ていた)などがあった
- 屋根なしで造形を置いていたことからメンテナンスに手間がかかり、また、音声データもアナログで維持が困難だったのではないかと推測される
- 入園券+単券orパスポート製だった時代、このアトラクションは無料
- ロストレジェンドはショー形式[9][10]
- 開業は1999年3月1日
- 総合企画: 志摩スペイン村、企画制作: 電通関西支社
- 投資額約30億円
- 収容人数2,500人(雨天時600人)
- 演者6名
- 敷地面積4,500m2
- 演出・デザイン: エリック・バンダイク(ディズニーランドパリ導線プランニング)、ラリー・ネルソン(ルーカスフィルム社スペースシップデザイン)
- テクニカルディレクター: ケント・ビンハム(ユニバーサルスタジオ「大地震」「キングコング」(吊り下げ式ライドの方))
- 火柱10m、洪水5,000tの水、ピラミッドが裂ける
- こちらはユニバーサルスタジオ級の、物量勝負のショーのため、営業コストがかさんだために営業を取りやめたと推定
- セットや特殊効果を作りこんだ専用スタジアムのため、転用も困難か
- 新作が上演される計画もあったが、コロナ禍で流れた
- ほぼすべてのアトラクションにスポンサーがついている
- スポンサー制度は、当初10年契約の単年払い[6]
- クリスマスツリーにすらスポンサーがついている
- 一般に、スポンサー契約は1業種1社として、パーク内独占供給等のメリットを提供する
- パルケエスパーニャでは、例えば飲料関係だけでも開業当初サントリー、福寿園、カゴメ、中京コカ・コーラ、明治乳業、UCC上島が名を連ねている
- 通常、例えば清涼飲料1社と茶類1社は併存できるが、それぞれ2社ずつある
- 清涼飲料は、各スポンサーの自販機が置かれているため、スポンサー契約が納入条件にはなっている模様
- 納入分の効果が薄いため、単なるインプレッション効果やキャンペーン施策効果などで見合う単価に調整している可能性が高い
- 2000年時点で、インプレッション効果は1~4円/人とされている[13]
- 初期企画に電通が深く関与しているため、こうした広告効果も電通がうまく算出し、プレゼンしたか
- スポンサー企業探し、交渉にも深く関与していると推測
- なお、少なくとも三菱総研が関与している[13]
- 10年間の集客は当初目標を達成していないが、スポンサー企業がかなりの数残っているため、10年の契約期間中に単価改定を行った?
- パルケエスパーニャでは、例えば飲料関係だけでも開業当初サントリー、福寿園、カゴメ、中京コカ・コーラ、明治乳業、UCC上島が名を連ねている
- 親会社が近鉄のため、近鉄との取引を目的としてスポンサーに名を連ねる企業もある[13]
- 契約の最終交渉段階では、志摩スペイン村の社長と近鉄の社長が、スポンサー会社とともに(おそらくパーク内を)歩いた
- カゴメは当初スウィングサンタマリアのスポンサーだったが、現在はトマティーナのスポンサー
- 新アトラクション導入時のテーミングにあたって、スポンサー企業の業態を加味したか
その他のアトラクション
グランモンセラー[7]
- 岩山を走るローラーコースターで、開業当初から存在
- 2人乗×8両
- 全長815m
- ヘインリッヒ・マック社製(現Mack Rides)
- 導入は川鉄商事(現KCA)
- 岩山とローラーコースター、ログフリュームが絡む構成は、Europa Parkを参考にしたと思われる
- このため、メーカーがMackに決まったか
- ただし、ここでは開業当初メインコースターだったため、Europa Parkと比較してかなり激しい
- Europa Parkは、ブラワーエンジンシリーズ(パワードコースター)のカスタム機程度の存在
- こちらは、チェーン巻き上げの重力走行式、巻き上げ2回
- 高さ22m、最高速度66km/h、最大傾斜30度
- スペックに反して、ファーストドロップのカーブのRが小さかったり、2度目の巻き上げ後のドロップで旋回しながらのドロップ→速度を落とさず逆方向に旋回しながらさらにドロップ、など、かなり激しい
- プラス方向のGがかなりかかる
- この規模のコースターにしては、側車輪が大きい
- 走行は非常になめらか
- 2人乗り1両で、パワードコースターとは異なる車両
- トレーラー方式で、1両1車軸、ただしボギーだと思われる
- ブロックブレーキではない謎の直進区間がある
- レイアウトに由来する妥協だと推定
- 日本のメーカーだと小キャメルを入れそうだが、速度を落とさない走り方にブラワーエンジンの系譜であることを感じる
- プラットフォームにも塗装ではあるが、岩山風の装飾がなされている
- 全体に装飾性が高いわけではないが、テーマパークにあっておかしくない程度の装飾がなされている
スプラッシュモンセラー[7]
- 4人乗×20台
- メーカー: ヘインリッヒ・マック(現Mack Rides)
- 導入は川鉄商事
- 全長446m
- 落下は2回
- Europa ParkのものはライドシステムがArrow製だとされるが[11]、こちらはMack純正と推定
- プラットフォームでは連続動作
- もともと、ピーク時4万人程度が想定されている[6]ので、1,000~1,500人/hくらいを想定したアトラクションになっていると思われる(それでもキャパはかなり不足)
- とにかく連続動作アトラクションが多い
- 造形は大手テーマパークほどではない
- よくできてはいるものの、庭用ライトがあったり、部分的に低コスト
- 造形に意味を持たせられていない
- ローラーコースター、ログフリューム、鉄道の3アトラクションが絡む構成はすごい
- 特に鉄道が水上を走っているのが素晴らしい
- Mackらしさが出ている
- なお、鉄道はChance Rides製
アルカサルの戦い[7]
- シューティングダークライド
- メーカー: 泉陽興業
- 4人乗×20台
- 全長70m
- 典型的な泉陽シューティングで、全ライドが結合された連続動作式
- コースもきれいな円形
- ただし、ライドの下に、前後方向にローラーコースター用と同じ鋼管レールが敷かれていて、わずかに前後動作する
- 動作するのは乗車中1シーンのみ
- ゲーム要素、演出として、あまり意味のある動きではない
- が、驚きがあって楽しい
- 造形も、キューライン含めてよくできている
- これをアルカサルの戦いと呼ぶと(特定の戦いを指しているわけではないと思うが)、モンスターがムラービト朝などのイスラム教徒を喩えた存在になってしまうような気がするが、良いのか
- 将来的なモンスターによる侵略をイメージしたファンタジーだとしても、隠喩ととれなくもない
- 人と人の戦にするよりは、ファンタジー化した方が良いのは間違いない
- アルカサルが特定の地名を指すわけでもない、と捉えれば良いのかもしれない
- どういったネーミングが適しているのか、難しい
- 他の古い泉陽シューティングと同じく、映像の敵が追加されている
キディモンセラー[12]
- 2013年2月13日開業
- メーカー: 豊栄産業
- 全長216m、高さ8.5m、最高速度35km/h
- 身長90㎝以上
- 4人乗り×5両
- ブタ天+αくらいのコースレイアウトながら、キャメルあり、水平ループありで楽しい
- 小さな子供でも楽しめるものの、自走式に無い、重力走行式ならではの楽しさが詰まっている
- 外観はポップでカラフル、ライドのタイル風造形は、きちんと掘り込みもあって立体感がある
- 車両はボギーのトレーラー式、レール外にはみ出る機構もなく、洗練された構造
- 立地は、もともとフライングドンキホーテがあった場所
- フライングドンキホーテは、ワグナービューローのフライングアイランド
- 当時はIntaminがワグナービューローの製品等を扱う商社的な立ち位置だったが、Intaminがメーカー転換する際にワグナービューローの遊戯機械事業も吸収、現在のフライングアイランドはIntaminが製造
- 導入は川鉄商事
- キャビン直径16.5m、高さ45m、定員100名
- フライングドンキホーテは、ワグナービューローのフライングアイランド
トマティーナ[14]
- 2014年3月1日開業
- メーカー: Zamperla
- 理論効率480人/h
- 11kW
- 屋根付き
- Zamperlaの古典ライド、Demolition Derbyの2ターンテーブル版
- Demolition Derbyには、搬器が前向き2列乗車タイプのものと、円形乗車タイプのものがあるが、トマティーナは円形乗車タイプ
- 国内の円形乗車Demolition Derby2ターンテーブルと言えば、東京ディズニーシーの「ワールプール」があるが、ワールプールはティーカップ様の手動回転ができないのに対し、トマティーナは手動回転可能
- なお、国内のDemolition Derbyは、他に
- ひらかたパーク「パニックレーサー」: 2列乗車前向き、2ターンテーブル
- 浜名湖パルパル「ミニQレーシング」: 2列乗車前向き、2ターンテーブル
- USJ「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」: 2列乗車前向き(大型搬器)、3ターンテーブル
- 東京ディズニーランド「ベイマックスのハッピーライド」: 1列乗車前向き(大型特殊搬器)、3ターンテーブル
- 東京ディズニーシー「ワールプール」: 円形乗車、2ターンテーブル
- ぶつかりそうなスリル、不規則な遠心力による回転が楽しい
- ワールプールと比べて、自然回転が弱いような気がする
- ターンテーブルの回転数が違う?
- 標準は10rpm
- ドアの電磁ロックはなく、手動開閉
- ドア開放によるブレーキ機構もない
- ワールプールと比べて、自然回転が弱いような気がする
スウィングサンタマリア[7]
- いわゆるバイキングタイプ
- メーカー: Zamperla
- 導入は川鉄商事
- 54人乗
- 製品名Galleon
- Galleonの標準機は42人乗りのため、大型サイズ
- 安全バーは非拘束、乗客の横抜けを防ぐタイプ
- スイング角も大きいため、よく浮く
- Zamperla Galleonは国内だと珍しい?
アミーゴバルーン[7]
- いわゆるバルーンレース
- メーカー: Zamperla
- 導入は川鉄商事
- 外柵直径13.4m
- 4人乗×8台
- ごく普通のZamperlaバルーンレース
- 日本各地で見ることができる名機
- メインの支柱が上部で傾斜していて、回転中心ごと傾斜することで斜めに回転する
- バルーンの固定はユニバーサルジョイント
- さらに、バルーンからワイヤーでライドがつられている
- バルーンの傾斜とライドの動きがあって、意外と複雑な動きをする
イルミネーションライド くるみ割り人形
- もともとはドンキーズシェリーという名前のダークライド[7]
- 当時は4人乗×23台(現在は間引いて運行)
- 全長191m
- 当時のストーリーは、シェリー酒に酔ったロバに占拠されたシェリー工場に向かう、というもの
- メーカー: 製造および工事 電通、ライド 泉陽、ショー ムラヤマ、映像 電通プロックス
- 子供向けには攻めすぎた内容のストーリーを、くるみ割り人形テーマに変更(2012年頃)
- ストーリーを、ほぼイルミネーションだけで説明していく
- かなり簡素な造形
- 電飾の球数は多い
- ライドは個別走行
- 電源供給はオレンジ線5線
- レール側に近接センサーがあるので、ライドの走行自体は中央制御
- ライドの横回転は、経路上に設置された金属板をライド側の近接センサーで読み取り、金属板の数で回転角を判断するタイプ
- ビジーバギーもおおよそ同じ仕組みと思われる
- オンボードサウンドあり
- 安全バーは電動
- キューライン上方のシャンデリアや換気口に、ほこりが(お化け屋敷かと思うほど)積もっている
- 上部のメンテナンスは手が回っていない
- 位置的にメンテナンス性が悪い
- シャンデリアを吊り下げているチェーン等の点検ができているか、少し心配
- 過去に、とある遊園地で照明落下事故によるケガもあったので
- キューラインからほとんど見えない、2階のコントロールルーム内にクリスマスツリー
- 遊び心があって良い
- キューラインにある背景説明動画が非常に短い
- これくらいなら確実に聞けるし、わかりやすい
- ただし、本編のストーリーがわかりにくく唐突感あり
- このタイプのダークライドにストーリーを求める人も多くないとは思いますが……
- ライドフォトは、一眼レフを目立つところに置いている
- 低コストで良いが、造形とアンバランス
スチームコースター アイアンブル[7]
- インドアコースター
- 開園当初のテーマは幻のイベリア超特急
- その後、マタドールテーマに変更されたのち、現在のスチームパンクテーマに
- メーカー(初代): 製作及び工事 電通、ライド 三精、ショー つむら工芸、音響 電通プロックス
- 全長489m、施設面積2461m2
- 4人乗×6両×4編成
- 2016年、OCEMによるリトラック済み
- コースレイアウトに面白さはないが、古いコースターにありがちな、直進部と曲線部のつなぎの粗さがアクセントになっていて、物足りなくはない
- コースレイアウトに比して、なめらかすぎる乗り心地
- つなぎの粗さが緩和されている
- おそらく安全性を考えてリトラックしたものと推定
- 2回目の巻き上げ前に謎の演出があり、停止時間が長い
- 蒸気がたまって、さらに信号が青になる、という演出にもかかわらず、ゆっくりと進みだし、2回目の巻き上げに入る
- 2回目の巻き上げ後は走行距離も短いため、肩透かし感が強い
- 意味のない演出ならない方が良い、ということを強く示している
- ただし、スチームパンクの造形は、暗い屋内コースターとよくマッチしていて、見ごたえもある
- コースレイアウトに比して、なめらかすぎる乗り心地
- 何度も乗りたいコースターではないが、キディモンセラー→アイアンブル→グランモンセラー→ピレネーとステップアップの段階がきれいに踏まれていて、コースター入門に非常に適した遊園地
キャラクターミュージカル
- コロシアムで開催
- もともとコロシアムは屋根が無かったが、1997年頃のリニューアルで屋根がついている
- 当初は1日で複数演目を開催していたが、現在は1演目
- 訪問日は、「パティオ デル カント ~ダルシネアの秘密の花園~」の千秋楽
- キャラクター7体+ダンサー6名で、人的にはリッチなショー
- 演出も非常によく、振り付けもハイクオリティ
- セット転換はないながらも衣装替えもあり、小物もうまく使って飽きさせない
- 大手テーマパークがあまりやらないミュージカル形式のため、歌詞の説明っぽさに一瞬戸惑うが、ミュージカルであることを受け入れれば違和感は減る
- 残る違和感は、歌詞でゴリゴリにストーリーを進めるスタイルだからか
- 音楽も非常に良い
- すべてが地方テーマパークのクオリティではない
- ただし、最終日最終公演の熱気に気圧された感もあり、平時の感想ではない
フラメンコ
- カルメンホールで開催
- 別料金600円
- 演目は「オペラ・プリマ」
- 観覧当日は千秋楽
- 現代的な解釈の演目で、バレエダンサーも起用
- 幻想的な演出もさることながら、演者のレベルが極めて高い
- 本場で見るにしても、相当お金を積まないと見られないであろうレベルのエンターテイメントを、気軽にみられるところが国をテーマにしたテーマパークの良さの1つだと改めて感じる
- ただし、国内には、このレベルでできるテーマパークは多くない
- これで生演奏・生歌であれば、単体の舞台芸術として十分成立する
- こちらも最終日最終公演で演者も熱がこもっていたため、平時の感想ではない
ハビエル城
- フランシスコザビエルの生家を再現した城
- 製造は電通、乃村工藝社、電通プロックス
- 城内は博物館
- スペインの歴史やザビエルに関する展示など
- 敷地面積1302m2、1F, 2F延べ床面積2238m2
- 風景として、非常によくできた城
- 展示はやや中途半端な感もあるが、質は高い
乗車していないアトラクション
ガウディカルーセル[7]
- Chance Rides製
- 導入は川鉄商事
- 外柵直径16m
- 馬62頭
- 馬のみの構成は、ベンチマーク対象が東京ディズニーランドだった?
- TDL比2/3程度のキャパシティ
- 現在は馬車もある
- バリアフリー対応を進めたタイミングで改造されている
- 外観はガウディ作のグエル公園風ファサード、中は普通のChanceカルーセル
フィエスタトレイン[7]
- 汽車風鉄道ライド
- Chance Rides製
- 導入は川鉄商事
- 全長703m
- 14人乗×3両+機関車
- 遮断機がスペインのカーニバル風彩色でカラフル
- コースは水上もあり、変化に富んでいる
カンブロン劇場[7]
- IMAXシアター
- 当初の映像制作は電通プロックス
- 現在は、ドン・キホーテのアニメーションを含む、複数作を上映
- 371席+車いす3席
- 敷地面積1,000m2
- スクリーンサイズ24×17m
チョッキーの不思議な館
- 古典的なファンハウス
- 製造メーカーなど詳細情報なし
オバケハンター3D
- メーカー: ベース 泉陽興業、システム・コンテンツ ワントゥーテン
- 360度シアターの4Dキングを、シューティングシアターに改装したもの
- スピーカー6台、サブウーファー1台、ボディソニック64台
- 専用3Dメガネ別売り150円
- 4Dキング時代は55人収容だったものを、13人収容に変更
- 体験時間約5分のため、理論効率156人/h
- このため、待ち時間が長時間化しやすい
- 3Dシューティングで複数人プレイというのは珍しくないが、360度映像と音響を組み合わせて没入感を高める工夫をしている
不思議の国のアリス
- 現在リニューアル中
- 2007年3月1日オープン
- ファンハウスだが、シューティングなどのインタラクティブ要素もあるタイプ
- リニューアル後は魔法の杖を使ったインタラクティブアトラクションになる予定
ドラゴン城の宝さがし
- 受付で持つことができる宝と同じ重さの宝を探し出すウォークスルーアトラクション
- 別料金600円
- 正解で景品がもらえる
- 重量による宝さがしアトラクションは他にもあるが、ホラー要素薄め
氷の城
- よくある業務用冷凍庫に入るアトラクション
- -30度、-40度ではなく、「氷点下の世界」
- 冬季にはほぼ営業していない?
参考文献
[1] 月刊アミューズメント産業26(4)(303) (1997)
[2] Dark Ride Database “ドンキホーテ冒険の旅 / Don Quixote’s Magical Flight” https://darkridedatabase.com/rides/don-quixotes-magical-flight/ 2024年12月4日閲覧
[3] 伊勢志摩経済新聞「志摩スペイン村に新施設「ピエロ・ザ・サーカス」-3世代家族対応強化へ」https://iseshima.keizai.biz/headline/393/ 2024年12月4日閲覧
[4] 月刊アミューズメント産業22(12)(263) (1993)
[5] Report Leisure 497 (1994)
[6] 月刊アミューズメント産業23(5)(268) (1994)
[7] 月刊アミューズメント産業23(4)(267) (1994)
[8] 月刊アミューズメント産業25(9)(296) (1996)
[9] 月刊アミューズメント産業27(3)(314) (1998)
[10] 月刊アミューズメント産業28(2)(325) (1999)
[11] Dark Ride Database “Tiroler Wildwasserbahn” https://darkridedatabase.com/rides/tiroler-wildwasserbahn/ 2024年12月4日閲覧
[12] 産経新聞「新ジェットコースター「キディモンセラー」登場 志摩スペイン村、新アトラクション内覧会 2月12日500人無料招待」https://www.sankei.com/article/20151209-YNKJQBCOR5M3VA4KREIVJUUCQY/ 2024年12月4日閲覧
[13] Report Leisure 566 (2000)
[14] 伊勢志摩経済新聞「志摩スペイン村20周年-1994年4月22日生まれの人に10年分のパスポート」https://iseshima.keizai.biz/headline/1973/ 2024年12月4日閲覧
引用方法
引用時は、下記を明記してください。
Yu Shioji, J. Amusement Park (2024) 240025.
利益相反
本稿に関わる利益相反はありません。
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