城島高原パークのシーストーンバーンが営業終了

Author: Yu Shioji (塩地 優)
Article type:
News(ニュース)
Article number: 240029
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城島高原パークのシーストーンバーンが営業終了

城島高原パークのシーストーンバーンが、2024年12月をもって営業終了しました[1]。

円形のエリアに沿って設置された、波打つレール上を高速走行するアトラクションで、ライドの前後反転があるタイプ。Mack Rides製Sea Storm[2]、2人乗×20台、外柵直径18m、総工費1億5,000万円というスペックです。

きらびやかな電飾もあり、楽しいアトラクションでしたが、老朽化が原因か。現在もMack Ridesのラインナップには掲載されていますので、補修部品入手不可といった理由ではないと思われます(ただし、営業継続に大幅なバージョンアップが必要となった可能性は残ります)。

国内では、例えばひらかたパークのオクトパスパニックが同型機、ディズニーシーのスカットルのスクーターが類似機になります。

1990年4月29日オープン、34年間の営業でした。

跡地はどうなるのか

周囲をフラットライド(レールライド等ではない、主として回転系アトラクションの総称、語源は地面に平行な面内で動作するアトラクション)に囲まれているため、大型アトラクションの設置計画があるわけではなさそうです。フラットライドは、直近ではカイトフライヤーが入っていますので、新規投資を全くしていないわけではありません。

そう考えますと、東武動物公園も導入を決めている、ZiererのDrifter[3]が有力候補の1つかもしれません。ナガシマスパーランドやレゴランドジャパンが導入している、ジェットスキーと呼ばれる機種(製造元のInno-Heegeはwildwasserrondellと呼んでいます[4])の陸上版で、乗客による操作が入るため、人気を博しやすい機種です。外柵直径も17.2mで、シーストーンバーンよりも少し小さいくらいのサイズです。

参考文献

[1] 「シーストーンバーン営業終了のお知らせ」城島高原パーク、2024年12月25日
https://www.kijimakogen-park.jp/info/seastoneburnclosed/

[2] “Sea Storm”, Mack Rides.
https://mack-rides.com/en/products/spin-rides/seastorm-ride/

[3] “Drifter”, Zierer.
https://www.zierer.com/en/products/new-concepts/drifter

[4] “wildwasserrondell”, Inno-Heege.
https://inno-heege.de/service/wildwasserrondell/

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