国内のシミュレーションライドの歴史とブームから、魅力の本質を探る

Author: Yu Shioji (塩地 優)
Article type: Article(研究)
Article number: 240002

国内のシミュレーションライドの歴史を辿りながら、その進化とブームの移り変わりを追うことで、国内の顧客の嗜好とその変遷を考えることで、シミュレーションライドの魅力の本質を探ります。考察のベースとなるデータには、当学会が独自に構築したデータベースを使用します。データベースが主として1985年~2000年のデータを対象としているため、ここでも1985年~2000年を中心とした考察を行います。データベースからシミュレーションライドのデータを抜粋したものは、本ページ末尾に記載しています。

 

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シミュレーションライドの定義

ここでいうシミュレーションライドとは、スクリーンとプロジェクター等による映像と、少なくとも座席を映像に合わせて動揺させる装置を備えたものを指します。その中には、映像が動揺装置上に固定されていて、客席周辺が覆われている「キャビン型」と、映像が動揺装置上にはなく、客席は動揺装置の外に対して開放状態にある「シアター型」があります。

動揺装置には油圧を用いるものが多い傾向にありますが、サーボモーターを用いるもの、空気圧を用いるものなど、多岐にわたります。また、動揺装置は接地面に対して固定されている場合もあれば、設置面上にレール等を敷設し、その上を可動とする場合もあります。こうした種類にはよらず、前記定義に従うものを、広くシミュレーションライドと呼ぶことにします。

ただし、映像面が1枚ではなく、複数枚存在し、客席が映像面の間を移動する場合であって、映像面1枚に対面する客席数がおおむね20未満の場合には、その主目的に従って、ダークライドやローラーコースターなどに分類することとします。

 

スターツアーズ以前: 初期のシミュレーションライド

シミュレーションライドの、客席動揺を映像に同期させる技術は、フライトシミュレータに由来します。シミュレーションライドが開発された当時のフライトシミュレータが、キャビン型が主流であったために、初期のシミュレーションライドもキャビン型が中心でした。

世界初のシミュレーションライドは、Doron社により1977年に設置されたSR2だとされています[1]。同じく1977年には、Wisdom社のアストロライナーも設置されています。

日本国内においても、1989年にかけて、Doron社のSR2とWisdomのアストロライナーが多数設置されています。データーベースに情報のある範囲では、SR2のモデルチェンジが行われたこともあって、常設施設としてはSR2が多く導入されています。アストロライナーは、博覧会の遊園地スペースに、主として岡本製作所が営業参加する場合に設置されています(データベースのメーカー名に「岡本製作所」とありますが、これは元データに依存するもので、実際にはWisdom社のものを岡本製作所が設置していると推定されます)。

いずれもキャビン型で、SR2(後期モデル)は前後左右傾斜と前後左右動が可能で、アストロライナーは前後傾斜と左右回転が可能です。大雑把には傾斜と直線動作によって動きを再現するのがシミュレータの基本ですので、特にSR2は現代へとつながる基本機能は備えていることになります。

この時期の特筆すべきアトラクションとして、後楽園ゆうえんちの「フライングキャビンUFO」と、長崎オランダ村の「大航海体験館」があります。フライングキャビンUFOは円盤状のライドを用いている点がユニークなライドです。東光通商が油圧部品を製造したという記載があります[2]。大航海体験館は三菱重工の製造で、後にハウステンボスに移設されています。特に大航海体験館は、国産で、かつこの時期にシアター式を採用していた点が特徴です。

 

1989~1991: 没入感の向上と特徴の創出

1987年、アナハイムのディズニーランドにスター・ツアーズが設置され、1989年には東京ディズニーランドにもスター・ツアーズが設置されます。これは古典的なキャビン型の大型機で、システム自体はRediffusion Simulationという会社が製造しています。スター・ツアーズに先立って1985年、カナダのCNタワーに設置された、Tour of Universeのシステムを流用したものです。しかしながら、その映像や、映像と同期されたリアリティのあるモーションは当時としては衝撃的でした。特に東京ディズニーランドへの設置に刺激されたように、これ以降のシミュレーションライドの設置方向性が大きく変わっていきます。

89年から91年にかけて、多数のシアター型が設置されます。シアター型のシミュレータは、そのルーツは1950年代まで遡ることができます。Cinerama(シネラマ)という、映写機を3台並べて横に広い画面を実現することで、視野を映像で埋め尽くし、没入感を高める技術が50年代に開発されています。その封切りに使われた”This Is Cinerama”というソフトに、Rockways’ PlaylandのAtom Smasherというローラーコースターの映像が用いられました[3]。ローラーコースターに乗車せずとも、映像だけでまるで乗車したかのような没入感が得られることに、相当な衝撃があったと言います[4]。この、映像を大型化することによる没入感を利用して作られたのが、シアター型のシミュレータです。

89年から91年にかけて設置されたものは、大きく分けると下記の3機種です。

  • Intamin社製 Dynamic Motion Simulator: 横10人1ユニットで、ユニットごとに油圧動作。ソフトは主にShowscan。
  • Ride Works社製Turbo Tour Theater: 横2人1ユニット。ソフトはiWerks。
  • Omnifilms社製Motion Master: 1人1ユニット。

中でもDynamic Motion Simulatorが広く導入され、Turbo Tour TheaterやMotion Masterは、それと比べて1ユニットが小さいため、乗車位置による体感の違いが少ないという売り文句で導入されています。いずれもCineramaの流れを汲んで、ローラーコースターの映像が頻繁に使われていました。ShowscanであればSix Flags Magic MountainのColossus, iWerksではSix Flags AstroworldのTexas Cyclone, Motion MasterではSix Flags Great AmericaのAmerican Eagleの映像が用いられています。いずれのシステムであっても、映像は70mmフィルムで、大型かつ高精細な映像を楽しむことができました。

また、UCCスターポートでは、Dynamic Motion Simulatorを用いてルーカスフィルム製映像の封切りが行われたように、シミュレータを単体設置して、映像の特色によって集客をする、という試みも行われています。明らかにスター・ツアーズやスターウォーズの影響を受けたアトラクションですが、当時の映画経済の強さが垣間見える事例です。

同じ時期には、オリジナリティのあるアトラクションも多数製作されました。例えば、大阪、弁天町駅前にあったパラディッソという複合施設の「ツアー・オブ・ザ・ユニバース」は、前述のスター・ツアーズのシステムのベースとなったCNタワーの”Tour of the Universe”と全く同じものを設置していて、宇宙旅行を体感させるための、事実上のプレショーに50分程度を要するアトラクションで、複合施設内に単体設置されていました。また、富士急ハイランドのアングラーも同型システムをベースとしてシミュレータで、ポストショーまで設置するなど凝った作りでした。後に同型システムは、AOIAのダイナヴォックスや、ポルトヨーロッパにも設置されています。

日本セルモは、長浜楽市にワンダーシップというアトラクションを設置。これは、通常のキャビン型シミュレーションライドに加えて、各座席に設置されたレバーやボタンを用いたゲーム要素のある内容で、後のインタラクティブなシミュレータへの端緒を切り開きました。

泉陽のコスモクルーザーは、キャビン型シミュレーションライドではありますが、乗車定員が4名と少ないものを、ダークライドのように軌道上を連続動作させることで回転率を向上したもので、大きなキャパシティが求められる博覧会にも設置されています。

一般的な遊園地には、SuperXをはじめとして、量産型のキャビン型シミュレータが多く導入されていますが、大型遊園地やシミュレーションライド単体設置の場合には、没入感、ソフトの新規性、テーマ性、インタラクティブ性など、多様性を生じ始めた時代です。

 

1992~1995: 大衆化とゲーム性の強化

こうして一気に多くの遊園地に導入されたシミュレーションライドは、1992年頃から遊園地外でも頻繁にみられるようになり、一気に大衆化していきます。代表的なのはSEGAのR360(1990年発売: ゲーム機に分類し、本データベースには含まず)、タイトーのD3-ボス(1991年発売)です。R360が1人乗、D3-ボスが2人乗、価格はいずれも定価1,800万円とシミュレーションライドにしては安価で、かつ要求する床面耐荷重レベルも高くないため、ビルや商業施設内を含む、多くのゲームセンターに設置されました。R360はX軸、Z軸の2軸回転で、D3-ボスはY軸も含む3軸回転が可能です。D3-ボスにはZ方向の直線動作を可能にした直営ロケーション限定バージョンも存在します。上下反転できるシミュレーションライドは、小型でなければ実現が難しいため、現在に至るまで小型機の特徴であり続けています。

また、台数は前記2機種ほど多くありませんが、ナムコも日本アニメーションと共同製作した「ピーターパンの冒険」というソフトを持つ、子供向けのシミュレーションライドを開発して販売しています。

同時期には、カヤバ工業や日本セルモ、三菱重工などによるシミュレーションライドの国産化が進展するとともに、それに電通プロックスなどの映像制作が組み合わさることで、オリジナリティのある国産アトラクションが広く普及するようになります。

大衆化の一方で、ゲーム性の高い機種も登場し始めます。SEGAのAS-1はゲーム性こそそれほど高くありませんが、キャビン型で汎用性が高いことから、SEGAの施設以外にも多くが外販されています。また、1994年のガルボや横浜ジョイポリス開業を皮切りに多店舗展開されることになる、SEGAのジョイポリス施設に向けて、様々なシミュレーションライドが開発されました。中でもVR-1は、VRゴーグルを装着してシューティングゲームを行うもので、現代のVRシミュレーションライドの元祖と言える存在です。また、ナムコ、SEGAの両社がもつレーシングゲーム系シミュレータ、ナムコのファイターキャンプのような本格派戦闘フライトシミュレータまで、ゲーム内容も多様化していきました。

 

1996~2000: 主力からの脱落

1995年ごろまでに急速に大衆化が進んだため、大規模遊園地が主力機として多額を投資することはできなくなり、シミュレーションライドは急速にその地位を低下させていくことになります。映画文化も1990年頃から2000年にかけては、興行収入、スクリーン数、映画館入場者数ともに停滞期にありました[5]。このため、映画文化的側面から、映像の新規性で集客することも難しい状況にあります。シミュレーションライドの集客要素は、既に過ぎ去ってしまっていた、と考えられます。

その中でも、精力的に新機種の開発を行っていたのが、ジョイポリスを擁するSEGAです。レーシングゲーム系を主体としていますが、インディフォーミュラの置き換え、あるいは類似機種増設で、ボートレース、ボブスレー、ハンググライダー、自転車、陸上競技など、多様なシミュレーションライドを開発しています。

他に特筆すべきアトラクション導入として、3点を挙げておきます。

1点は、アイマックスライドフィルムの導入です。アイマックスの大型球面スクリーンを使ったシミュレータとしては、1991年のバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド(日本導入は2001年)が有名ですが、その小型版ともいえるアトラクションが日本に複数導入されています。BTTFのライド部はIntamin社製ですが、少なくとも国内のアイマックスライドフィルムの駆動部は三菱プレシジョンが製造。視界が球面スクリーンに囲われることで、きわめて没入感が高いことが特徴で、筆者も「ファンハウス・エクスプレス」というソフトで、実際には存在しないはずのエアタイム(内臓が浮き上がるような感覚)を感じた記憶があります。

2点目は、ジョイポリス系に導入されたホラーライド(新潟ではロストセメタリー)です。これは一見、前述のコスモクルーザーのような連続動作するキャビン型シミュレーションライドに見えますが、眞砂工業のローラーコースター技術が組み合わさっています。特に映像の中でトロッコ様のライドが発進する場面に合わせて、実際のライドがタイヤ駆動で加速されることで、従来のシミュレーションライドでは実現できなかった、長距離直線動作による加速感を実現しています。

3点目は、1999年に発売されたマックスフライトVR2002です。これは、自ら作成したコースに従って走行するローラーコースターを体感できるという特徴がありました。同じコンセプトのアトラクションは、Walt Disney WorldのDisney Questに、Cyber Space Mountainとして1998年に設置されていますが、これはその場回転が主体であるのに対して、マックスフライトは回転軸が座席中心から離れていて、スイングするような動作ができるという特徴がありました。

ただし、いずれも起爆剤とはならなかったころから、既にライドシステムの新規性だけでは集客が困難な、シミュレーションライドというものに対する一般客の興味が薄れた状態にあったと考えられます。

 

2001年以降の動向

1995年にはインディ・ジョーンズ・アドベンチャー(日本導入は2001年)、1999年にはアメイジング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン(日本導入は2004年)がオープンし、ダークライド型シミュレータが大きく進化していきました。これによって車両走行のリアル感が大幅に高まり、従来型のシミュレーションライドでは太刀打ちできないレベルに達します。

2001年にはソアリン(日本導入は2019年)がオープン。それまでにもジョイポリスのスカイクルージングのように足ブラ型のシミュレーションライドはあったものの、没入感の高い大型アイマックススクリーンを組み合わせたことで、飛行タイプのシミュレーションライドという新ジャンルを成立させるに至りました。

2010年のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー(日本導入は2014年)によって、足ブラ+球面スクリーンを組み合わせた飛行型に、工業用ロボットアームによる複雑な動作が追加され、客席動揺のリアリティも大幅に高まっています。

シミュレーションライドの長年の課題であった、直線動作と設置スペースの兼ね合いについては、2014年のハリー・ポッター・アンド・ジ・エスケープ・フロム・グリンゴッツ(日本導入予定なし)がローラーコースターを組み合わせたことで、一応の解決を見ています。

他方では、2009年から発売された映画の4Dシート(日本導入は2013年)の登場により、シアター型シミュレーションライドは完全に地位を失いました。こうして、リアリティのあるシステムは大規模化が進み、小規模なライドは映画館で、より質の高い映像とともに楽しめるようになったことで、一般的な遊園地におけるシミュレーションライドは急速に衰退します。

大手テーマパーク以外では、国内は2014年の富士急ハイランド、富士飛行社を除いて新規投資が停滞していましたが、2016年頃からVR系シミュレーションライドの設置が急増します。ただし、これもコンテンツ不足と、急速な普及に伴う新味性の低下から、2023年現在、既に一部遊園地では撤去も始まっています。

 

結論

スターツアーズが日本に導入された1989年頃を起点に、国内のシミュレーションライドが一気に普及・大衆化し、多様なアイデアが実現された後、6年ほどで消費しつくされて市場が縮小に向かう過程を概観してきました。その間わずか10数年というのは、遊園地のアトラクションの中でも群を抜いて短い存在です。その背景としては、

  • 小型・低価格の販売が相次ぎ、「遊園地に行かなくても乗れる」存在になってしまったこと
  • 映像が主体のアトラクションのため、複数回乗車する魅力に乏しいこと

があげられます。コンパクトな敷地に比較的低価格で設置できることがシミュレーションライドのメリットでしたが、それがそのまま仇となった格好です。一方で、富士飛行社やゴジラ・ザ・ライドのように、リアルな動作と映像、圧倒的な没入感のある施設によって、ある程度の長期間にわたって遊園地の主力機級として君臨し得ることがわかります。ただし、上記アトラクションは10億円を超える投資をしています。Brogent社、Intamin社など、こうした領域で実績のある企業をはじめとして、イマーシブアトラクションというジャンルで、従来のアトラクションにシミュレーションライド動作と映像を組み合わせたような新規ライドを開発していますが、いずれも同規模、あるいはさらに大きな規模の投資を必要とすると思われます。少なくとも箱モノで遊園地が魅力を維持するためには、こうした投資ができるかどうかが、大きな分かれ目となる可能性が高いと考えられます。

 

参考文献

[1] wikipedia英語版 “Simulator ride,” https://en.wikipedia.org/wiki/Simulator_ride (2024年1月5日閲覧)

[2]東光通商webページ https://www.tokotsusho.co.jp/yuatsu (2024年1月5日閲覧)

[3] Wikipedia英語版 “This Is Cinerama,” https://en.wikipedia.org/wiki/This_Is_Cinerama (2024年1月5日閲覧)

[4]”The Incredible Scream Machine – A History of the Roller Coaster,” Robert Cartmell, Amusement Park Books, Inc. and the Bowling Green State University Popular Press (1987).

[5] 一般社団法人 日本映画製作者連盟 過去データ一覧表 http://www.eiren.org/toukei/data.html (2024年1月5日閲覧)

 

引用方法

引用時は、下記を明記してください。

Yu Shioji, J. Amusement Park (2024) 240002.

 

利益相反

本稿に関わる利益相反はありません。

 

シミュレーションライドの表

アトラクション名 遊園地 開業日 メーカー 備考
フライングキャビンUFO 後楽園ゆうえんち 1985/7/21
アストロライナー 秋田博’86 1986/7/18 岡本製作所
アストロライナー えひめテクノピア 1986/7/20 岡本製作所
アストロライナー 天王寺博 1987/8/1 明昌
SR2 恵那峡ランド 1988/7/8
ニューSR2 青森EXPO’88 1988/7/9 Doron 12人乗
アストロライナー 函館EXPO’88 1988/7/9 28人乗
ニューSR2 スパリゾートハワイアンズ 1988/8/1 Doron 4人×3

2.24×4.37m、高さ2.24m

重量1770㎏

設置高さ3.2m

ローリング、ピッチング角最大18度

前方58cm、後方28㎝移動可能

スクリーン縦1m横2.2m

SR2 第6回全国都市緑化なごやフェア 1988/9/30 Doron 12人乗
大航海体験館 長崎オランダ村 1989/3/1 三菱重工 スクリーン固定、客席全体が動く

客席数240

SR-2 サザンピア21 1989/3/16 Doron 12人乗
アストロライナー 姫路シロトピア博 1989/3/18 米国製
SR-2 阿蘇東急ワンダーランド 1989/3/19 Doron ソフトはコースター、飛行機、F1レースの4つ

12人乗

所要4分

直本工業から導入

日立リースからリース

SR-2 みろくの里 1989/3/26 Doron 12人乗
アストロライナー 松江菓子博 1989/4/23 岡本製作所
スターツアーズ 東京ディズニーランド 1989/7/12 建設面積3,700m2, 高さ18m

40人乗×6台

Interactive Entertainment Inc製Magic Motion Machine 40

内部面積45m2

総工費100億円

ダイナミックモーションシミュレーター ルネス金沢 1989/7/23 Intamin スクリーン固定型シミュレーションライド

400m2、1列10人×5列

8/31までの期間限定

アストロライナー 鳥取世界おもちゃ博 1989/7/29 岡本製作所
SR-2 グリーンフェア仙台 1989/7/29 Doron 12人乗

5.5×6.5m

アストロライナー グリーンフェア仙台 1989/7/29 7.8×16m

アメリカ製

スーパーX ダイエー大島店 1989/8/4 Super X 14人乗

9/5までの期間限定

6本のソフトを、相模湖ピクニックランドのものと3本ずつ入れ替えながら使用

バスターボム 姫路セントラルパーク 1989/10/8 Intamin 10人乗×5列

スクリーン縦3655mm×横8000mm

総工費5億円

瞬間移送装置TP-1 花やしき 1989/10/14 Ride Works 2人掛×16

300m2

スクリーン7×10m

開業時ソフトはテキサスサイクロン

シャトル・オービタ スペースワールド 1990/1/31 三精 49人乗

前方にスクリーン、映像と合わせて縦揺れ・横揺れ

宇宙ステーション「コスモピア」への移動手段

プラネッツ クルーズ スペースワールド 1990/1/31 三精 3機102人乗

35mの阪急ドームに映像投影、映像に合わせてライドが動く

スパークスキャン 国際花と緑の博覧会 1990/4/1 Intamin 10人×10列

25×36.6m

ザ・ダイナミック びわ湖タワー 1990/4/28 Omnifilms 48人乗

商品名モーションマスター

1席ずつ独立動作、シアター形式

屋内面積600m2

スクリーン横13m縦6m

総工費3億円

メガトビ 向ケ丘遊園 1990/7/20 Intamin 10人×5列

建築面積612.5m2、延べ床面積641.9m2

上映ソフトはコロッサスを含む

70mmフィルム60fps

洞窟探検跡地に設置

ツアー・オブ・ザ・ユニバース パラディッソ 1990/7/21 Interactive Entertainment 40人乗×2台

所要60分、うちシミュレーションライドは8分

チェックイン、エレベーター、登場資格審査、フライト呼び出し待機、旅券審査、検疫、チケット発券を経てシミュレーターへ

1号機はトロントのCNタワー

キャビン本体は幅6m、奥行き8m、高さ3.5m

6軸油圧

スクリーン縦2m、横5.7m

70mmフィルム

アストロライナー 食と緑の博覧会みやざき’90 1990/8/8 28人乗

米国製

16m×5m

ワンダーシップ 長浜楽市 1990/8/10 日本セルモ 5人×4列

幅2.45m×長さ5.1m×高さ2.7m

前方スクリーン幅2.1m×高さ1.4m

各座席前部に8インチモニター+4方向レバー、攻撃ボタン

9/25までの期間限定設置

改良後6,000万円で販売

西友との共同開発

スーパーX ファンタジードーム苫小牧 1990/9/5 スーパーX 14人乗

スターツアーズ型

スーパーシミュレーター 東京ルーフ 1990/9/14 Intamin 10人×4列×2シアター

ダイナミックモーションシミュレーター

2シアターで2種類のソフト

各3分間、1,300円

スーパーX ファンタジードーム八戸 1990/11/2 SuperX 14人乗

スターツアーズ型

スーパーX ファンタジードームおびひろ 1990/11/22 SuperX 14人乗

外柵8×5m

全高4.7m

夢のタイムマシン サンリオピューロランド 1990/12/7 三菱重工 シアター式シミュレーションライド

206人乗

ソフトはランドマークエンターテイメントグループ

開業時のスポンサーは安田火災海上保険

コスモクルーザー 三井グリーンランド 1991/3/10 泉陽 4人乗×15台

ダークライド型シミュレーションライド

19.8m×25.2m

全長70m

搬器速度0.31m/s

花博から移設

総工費3億3,000万円

アストロジェット 恵那峡ランド 1991/3/17 フライトアビオニクス 15人乗

スターツアーズ型

サンアップより導入

コスモクルーザー とやのレイクランド 1991/3/25 泉陽 4人乗×15台

全長86.5m

ライド前面のモニターに合わせて揺れながらレール上を走行

建屋20.3m×25.8m

スパークスキャン エキスポランド 1991/4/1 Intamin シアター型

花博のものを移設

シネマD2 レオマワールド 1991/4/20 Intamin 10人乗×9列

ダイナミックモーションシミュレーター

51×30×7.9m

スクリーン13×6.3m

総工費3億7,000万円

夢のタイムマシン ハーモニーランド 1991/4/26 三菱重工 定員166名

メインショー7分(プレショー11分)、入れ替え時間6分30秒

ソフトはランドマークエンターテイメントグループ

ワンダーシミュレーション 県央サティ 1991/4/26 Doron SR-2

12人乗

3か月間限定設置

アングラー 富士急ハイランド 1991/4/27 IEI 商品名マジックモーションマシン60

スターツアーズ型

X-ドーム建築面積2800m2、高さ20m

トランスポーター定員40名

シミュレーター定員60名

シミュレーター前面スクリーン3m×7m、70mmフィルム30fps

ポストショーでは床が振動、水が噴出、モンスターのツメが出てくる

ワンダーシップ スターベース河辺 1991/4/27 ダイフレックス 20人乗

スターツアーズ型

攻撃レバーを改良したバージョン

2か月間の限定設置

UCCスターポート2045 UCCスターポート2045 1991/5/15 インタミン 10人×5列

ルーカスアーツ・エンターテイメントが製作、製作費5億円のフィルム「スペースレース」の封切り

ダイナミックモーションシミュレーターで、サウンドシステムはTHXを採用

上映時間4分30秒、1,600円

D3-ボス 神戸オーパ 1991/7/6 タイトー 2人乗

ハードは日清紡テクノビークルとNKKの共同開発

360度回転型シミュレーションライド

人数に関わらず500円

D3-ボス サンサーカス 1991/7/13 タイトー 360度回転型シミュレーションライド

1人乗り500円、2人乗り800円

モーションマスター ビーポート岸和田 1991/7/20 オムニフィルムズ 48人乗

シアター型

座席は各個動作

4軸8方向

170m2

パラドックス ファンタジードーム苫小牧 1991/7/20 Rideworks 36人乗

商品名ターボツアーシアター

2人1組動作

油圧シリンダー、垂直30㎝、秒速37.5㎝、左右40度、秒速77.4度

スクリーン縦5.2m、横12m

シアター面積200m2、全体330m2

総工費4億円

D3ボス THE MEIGI 1991/12/8 タイトー 2人乗

360度回転型

1800万円

ダイナミックモーションシミュレーター THE MEIGI 1991/12/8 Intamin 10人乗×5列

ソフトはローラーコースター等ショースキャン社製、ルーカスのスターレースも導入予定

総投下資本6億円(建築費含む)

AS-1 後楽園ゆうえんち 1991/12/14 SEGA 8人乗

1992/1/19までの期間限定

カーニバルに設置

前後30度、左右34度、上下480mm可動

スクリーン縦1635mm×横805mm

外寸5300mm×奥行5250mm×高さ3000mm

重量2620㎏

油圧4軸制御

モーションマスター 城島高原パーク 1991/12/20 オムニフィルムズ 60席

阪和興業を通じて導入、浅海電気が設置工事・メンテナンス

上下左右水平移動15㎝、前19度、後25度、左右15度

総工費6億円

Beam Scan Bus 小牧キャットワールドタイムトラベル 1991/12/21 日本電子光学 32席

座席はカヤバ工業が製作

シアター型

上下ストローク200mm、傾き15度

スクリーン5,000mm×7,600mm

ワンダーシップ 木更津エポ 1992/1/1 SCC 8人乗

キャビン型シミュレーションライド+シューティングゲーム

シューティングは手元の映像で

サイコランナー 木更津エポ 1992/1/1 SCC 1人乗
シムロード ナムコワンダーエッグ 1992/2/29 ナムコ 1人+助手席1人

ユーノスロードスター実車を使用したシミュレーター

6×5.6m

スターシェイカー スペースワールド 1992/3/1 Intamin 10人乗×10列

ダイナミックモーションシミュレーター

ルーカスのスペースレースを上映

スクリーン縦5.9m×横13m

総事業費12億円

D3-ボス ザ・カーニバル天神 1992/3/20 タイトー 2人乗

360度回転型

ビッグワンダー 呉ポートピアランド 1992/3/20 オムニフィルムズ 120人乗

シアター型

阪和興業より導入

大航海体験館 ハウステンボス 1992/3/25 三菱重工 225席

13m大型スクリーン

オランダ村から移設

シミュレーションシアター 三井グリーンランド 1992/4/25 オムニフィルムズ 12席×4列

スクリーン13.72m×6.21m

建屋15.6m×21.6m×8.35m

泉陽興業が浅海電気を通じて導入

総投資額3億円

ソフトは木製コースターAMERICAN EAGLEと戦車のTANKSLAYER

D3-ボス タイトー・イン・ゲームワールド 1992/5/16 タイトー 2人乗

360度回転型

バーチャルシアター バーチャルシアター 1992/6/1 日本電子光学工業 48人乗

ビームスキャンバス2号機、座席駆動はカヤバ工業製

新宿ジョイシネマ1を同ビル4階に移設し、跡地に設置、映画興行が低迷しているための打開策

総面積826m2

改装費5億5,000万円

D3-ボス TRELL-ONE 1992/6/5 タイトー 2人乗

360度回転型

ワンダーシップ ザ・モール春日井 1992/6/5 SCC キャビン型シミュレータ+シューティングゲーム

8人乗

サイコランナー ザ・モール春日井 1992/6/5 SCC 1人乗
D3-ボス ギャレッソ 1992/6/24 タイトー ジャレコのロケーション

2人乗

360度回転型

アストロライナー コミュニケーションワールド’92・北海道 1992/6/24 ISDOM FG 28人乗
D3-ボス コミュニケーションワールド’92・北海道 1992/6/24 タイトー 2人乗

360度回転型

モーションマスター コミュニケーションワールド’92・北海道2000 1992/6/27 オムニフィルムズ 36人乗

阪和興業より借り入れ

ハイパーイリュージョン 後楽園ゆうえんち 1992/7/1 ライドワークス 40人乗

ターボツアーシアター

映像はCGの海底探検

2人掛けごとに動く

216m2

スクリーン12m×6m

フューチャリストライドアンドショーから導入

アドベンチャーシアターシステム イトーヨーカドー仙台泉店 1992/7/1 ナムコ 2人乗×3台

シアター型

100インチスクリーン

ライドは2軸4方向、プラスマイナス15度傾く

電動モーター駆動、シートベルト無し

ソフトはピーターパンの冒険、ナムコのCG背景+日本アニメーションのキャラクター

スペクトラツアーズ 三陸・海の博覧会 1992/7/4 SCC ワンダーシップからシューティング要素を除いたもの

電通プロックスを通じて日本セルモより導入

NTTコミュニケーションドリーム館

20人乗

コンストラクティブ号 三陸・海の博覧会 1992/7/4 リディフュージョンシミュレーション 14人乗×2台

商品名ベンチュラー

キャビン型

ダイフレックスがレンタル、ソフトはイマジカが製作

ニューSR2 三陸・海の博覧会 1992/7/4 Doron 12人乗
パルス号 ジャパンエキスポ富山 1992/7/10 日本セルモ 20人乗

キャビン型

フォッカー50 ジャパンエキスポ富山 1992/7/10 日本セルモ 18人乗

富山空港から空の旅

アドベンチャービークル ジャパンエキスポ富山 1992/7/10 トヨタ自動車 4人乗
テラビス ダイナヴォックス 1992/7/11 リディフュージョンシミュレーション 60人乗×2台

キャビン型

海南救援隊を潜水艦で見る過程でハプニングに巻き込まれる海底探検もの

D3-ボス タイトーインVIVO国分寺店 1992/7/11 タイトー 2人乗

360度回転型シミュレーションライド

ヴェンチュラーX キルメス名古屋 1992/7/18 リディフュージョンシミュレーション 14人乗
ベンチュラー ドクタージーカンズ前 1992/7/25 リディフュージョンシミュレーション 14人乗

キャビン型

3軸6方向

ダイフレックスが設置

体験映画劇場・TOEIシネマシミュレーター 東映太秦映画村 1992/8/1 カヤバ工業 25人乗

総工費3億9,000万円

モーションマスター リナワールド 1992/9/21 オムニフィルムズ 阪和興業より導入
時空の扉 アストライア 東武動物公園 1992/10/30 12席×4列

オムニモーションマスター

スクリーン横12.2m、縦5.51m

既設のUFOエアドーム内に設置

フジテレビが企画、運営も受託

総投資額8億円

D3-ボス ゲームファンタジアシグマ1 1992/11/30 タイトー 2人乗

360度回転型シミュレーションライド

アドベンチャーシアターシステム スカイシティ泉南 1992/12/12 ナムコ 大人2人+子供1人×3台

ソフトはピーターパンの冒険

アドベンチャーシップ プラーカ2 1992/12/12 日本セルモ 4人乗×2台

ノアの箱舟型

2000×3000×1600mm

スクリーン1800×1100mm

3相200V3.7kW、単層100V1kW

油圧3軸、高速比例サーボバルブ

ピッチング17度、ローリング17度

D3-ボス ヒューマックスパビリオン永山 1992/12/18 タイトー 2人乗

360度回転型シミュレーションライド

D3-ボス 勝田パークボウル 1993/1/15 タイトー 2人乗

360度回転型シミュレーションライド

ヴァーテクサ 渋谷東映プラザ 1993/2/20 タイトー 2人乗

宇宙を走るレーシングゲーム

このロケ専用機で、他販予定なし

ワンダーシップ 渋谷東映プラザ 1993/2/20 SCC 8人乗

シミュレーションライド+シューティング

ソフトはプレジャーコースター

G-パニック ゴールドタワー 1993/3/6 アイワークス 2人乗×6台

ターボツアーシアター

動作範囲上下15㎝、前後左右20度

ゴールドタワーの150m展望台から落下する実写映像

サードプラネット サードプラネット 1993/3/12 Intamin ダイナミックモーションシミュレーター

レストラン等との複合業態で、2年間の期限付き

ソフトはスペースレース

ホライゾンアドベンチャー ハウステンボス 1993/3/25 258人乗

ジオラマ+70mm映像+造波装置+降雨装置+客席動揺装置

大洪水を再現

総工費70億円

ワンダーシップ 川中島アミュージアム 1993/3/27 SCC 16人乗

5/31までの期間限定

D3-ボス 生活工房・札幌ファクトリー 1993/4/9 タイトー 2人乗

360度回転型シミュレーションライド

フューチャーシティ オランダ村 1993/4/24 三菱重工 27人乗×2台

高さ9m、幅12mのドームスクリーン

ソフトはNHKエンタープライズ

設計・施工に日本セルモ

IDYA セイタイトー・マンハッタンX 1993/4/24 2人乗

キャビン型

D3-ボス セイタイトー・マンハッタンX 1993/4/24 タイトー 2人乗

360度回転型

スポーツシミュレーションGYM 原宿フープタウン 1993/4/27 Intamin 10人×5列

94年10月26日まで期間限定の施設

体感子供劇場 新高輪プリンスホテル 1993/4/29 日邦産業 2人乗×4台×2列

72インチスクリーン

幅7m、奥行き3.1m、高さ2.5m

サーボモーター2個

前後左右斜め12度、上下運動

AS-1 横浜八景島シーパラダイス 1993/5/8 SEGA 8人乗

500円

バーチャフォーミュラ 横浜八景島シーパラダイス 1993/5/8 SEGA 1人乗×8台

300円

D3-ボス プレナ幕張 1993/7/2 タイトー 2人乗

360度回転型

インナー・スペース・ビークル 信州博覧会 1993/7/17 日本セルモ 20人乗

キャビン型

キッセイグループ出展

身体の中に入って血管を詰まらせている血栓を溶かして帰ってくる

アド電通がソフト製作、電通プロックスを通して導入

ミラクルシアター 信州博覧会 1993/7/17 日本セルモ 60人乗

2シート連動型

スクリーン8m×5m

ソフトは電通プロックス製

AS-1 スガイディノス 1993/7/17 SEGA
バーチャフォーミュラ スガイディノ